日光東照宮の見どころ|陽明門・眠り猫・神橋を紅葉の季節に歩く順路

日光東照宮の陽明門と左右の楼、手前の石段 関東
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日光東照宮は、陽明門や眠り猫、三猿など、教科書でも見たことのある彫刻がそろう栃木県日光市の神社です。この記事では、2023年の秋に歩いた順番に沿って、神橋から表参道、五重塔、陽明門、唐門、眠り猫、奥宮までの見どころを写真で紹介します。

拝観時間・拝観料・駐車場は、日光東照宮の公式サイトで確かめた内容(2026年10月27日確認)をまとめています。初めて日光東照宮へ行く人が、どこで何を見ればよいかが分かる記事を目指しました。

日光東照宮の基本情報(拝観時間・拝観料・アクセス)

まずは、行く前に知っておきたい情報です。拝観時間は季節で変わり、冬は1時間早く閉まるので注意してください。

拝観時間4月1日〜10月31日:9:00〜17:00
11月1日〜3月31日:9:00〜16:00
受付は閉門の30分前まで
拝観料(個人)大人・高校生 1,600円
小学生・中学生 550円
宝物館拝観料とは別(大人・高校生 1,000円)。東照宮とのセット券は大人・高校生 2,400円
電車浅草から東武日光駅まで特急「けごん」で約1時間50分
新宿から東武日光駅までJR特急「日光」で約2時間
駅から東武日光駅からバスで約10分、「表参道」下車
車日光宇都宮道路 日光ICから約2km
東照宮大駐車場(普通車200台。普通車は600円)

※2026年10月27日に日光東照宮の公式サイト(アクセス)と東武鉄道の日光エリアマップで確認しました。祭典や修理で見られない場所が出ることもあるため、行く前に公式サイトを見てください。

拝観券で入れるのは、表門から陽明門、拝殿、眠り猫のある東廻廊、奥宮、鳴龍の本地堂などです。宝物館と美術館は別料金になります。

神橋:日光の社寺の入口にかかる朱色の橋

日光の神橋と大谷川、紅葉が始まった山

大谷川にかかる朱色の神橋。奥の山は色づき始めていました。

東武日光駅から坂を上っていくと、最初に見えてくるのが朱色の神橋(しんきょう)です。日光市の世界遺産の案内では、日光山内と呼ばれる神聖な地域の入口にかかる木造の反り橋として紹介されています。神橋は二荒山神社の建物で、東照宮・輪王寺とともに世界遺産「日光の社寺」に含まれます。

東武日光駅からはバスで約5分、「神橋」で降りるとすぐです。橋の上を渡るには料金がかかります。

大人300円 高校生200円 小中学生100円

4月〜10月: 8:30〜16:30(最終入場は16:00頃まで)

11月〜3月: 9:30〜15:30(最終入場は15:00頃まで)

神橋は道路沿いからも見られるので、渡らずに写真だけ撮っていく人も多くいます。秋は、川の両側の木が色づいて朱色の橋とよく合います。

紅葉のシーズンに行きましたが、とてもきれいでぜひ見てほしいスポットです。

表参道と石鳥居・五重塔

日光東照宮へ向かう杉木立の参道

東照宮へ向かう参道。両側に背の高い杉が並んでいます。

神橋から東照宮へは、杉の大木に囲まれた参道を上っていきます。石垣にはびっしりと苔が付いていて、日光らしい景色です。

日光東照宮の石鳥居と参道の石段

石段の先に見える石鳥居。左の看板は五重塔の心柱の特別公開の案内でした。

石段を上った先にあるのが石鳥居です。公式サイトによると、ご鎮座の翌年の元和4年(1618年)に、筑前(福岡県)藩主の黒田長政が奉納したものです。石は九州から船で小山まで運ばれ、そこから人の力で日光まで運ばれたといいます。

杉木立の中に立つ日光東照宮の五重塔

石鳥居の左手に立つ五重塔。杉の高さに負けない大きさです。

石鳥居の左手には五重塔が立っています。慶安3年(1650年)に若狭の小浜藩主・酒井忠勝が奉納しました。一度火事で焼けたあと、文政元年(1818年)に同じ酒井家の藩主によって建て直されています。

表門の仁王像と「想像の象」

日光東照宮の表門に立つ仁王像

表門の仁王像。色がはげかけたところにも年月が感じられます。

拝観券を見せて最初にくぐるのが表門です。東照宮の最初の門で、左右に仁王像が置かれていることから「仁王門」とも呼ばれています。

表門の先にある神厩舎(しんきゅうしゃ)には、有名な三猿(見ざる・言わざる・聞かざる)の彫刻があります。公式サイトによると、猿は馬を守るとされることから、長押の上に8面の猿の彫刻があり、人間の一生を表しています。

日光東照宮の上神庫に彫られた想像の象

上神庫の屋根の下にある「想像の象」。本物の象とは少し違う姿です。

三神庫(さんじんこ)のうち、上神庫の屋根の下には「想像の象」の大きな彫刻があります。下絵を描いたのは、江戸時代の絵師・狩野探幽です。写真のとおり、牙や耳、しっぽの形が、私たちの知っている象とは少し違って見えます。

陽明門:500以上の彫刻がある「日暮の門」

日光東照宮の陽明門と左右の楼、手前の石段

石段の上の中央が陽明門。撮った日は、手前の境内に盆栽が並べられていました。

参道の正面、石段の上にそびえているのが陽明門です。国宝で、公式サイトでは「日本を代表する最も美しい門」と紹介されています。いつまで見ていても見飽きないことから「日暮の門(ひぐらしのもん)」とも呼ばれます。

日光東照宮の陽明門を下から見上げた姿

陽明門を見上げると、白い龍や唐獅子、人物の彫刻がぎっしり並んでいます。

門には、故事や逸話、子どもの遊び、聖人・賢人などの彫刻が500以上もほどこされています。白い柱、金色の金具、色とりどりの彫刻が重なっていて、近くで見るほど細かさが分かります。

日光東照宮の陽明門の中に座る武官姿の像

陽明門の中に置かれた、弓と矢を持つ武官姿の像。

門の中には、弓と矢を持って座る武官姿の像が置かれています。白い柱の模様や、天井近くの彫刻も見ておきたいところです。

人が非常に多く、進むのも正直大変なところもあります。

唐門と神輿舎

日光東照宮の白い唐門と、その奥の拝殿

白い唐門と、その奥に見える拝殿の屋根。

陽明門をくぐった先にあるのが、国宝の唐門です。全体が胡粉(ごふん:貝殻から作る白い顔料)で白く塗られ、「許由と巣父(きょゆうとそうほ)」や「舜帝朝見の儀(しゅんていちょうけんのぎ)」などの細かい彫刻がほどこされています。唐門の奥が、拝殿と本殿をあわせた御本社です。

日光東照宮の神輿舎と中に納められた神輿

神輿舎の中に見える金色の神輿。上には虎の彫刻があります。

陽明門の近くには神輿舎(しんよしゃ)があります。春と秋の渡御祭(5月18日・10月17日)に使われる3基の神輿が納められています。扉が開いていれば、金色の神輿を外から見ることができます。

眠り猫と奥宮

東廻廊(ひがしかいろう)には、国宝の眠り猫があります。公式サイトによると、左甚五郎の作と伝えられる彫刻です。牡丹の花に囲まれ、日の光を浴びてうたた寝をしている姿から、「日光」にちなんで彫られたともいわれています。

公式サイトにも「これより奥宮に通じます」とあり、眠り猫のところから先が奥宮への道です。

日光東照宮 奥宮の御宝塔

杉の森の中に立つ奥宮の御宝塔。

眠り猫の先、杉木立の中の石段を上ったところにあるのが奥宮です。拝殿・鋳抜門(いぬきもん)・御宝塔からなる、御祭神(徳川家康)のお墓所です。陽明門のまわりのにぎやかさとは違い、杉の森に囲まれた静かな場所です。石段が続くので、歩きやすい靴で行くのがおすすめです。

日光東照宮の歴史をかんたんに

日光東照宮は、徳川家康をまつる神社です。石鳥居が「ご鎮座の翌年」の元和4年(1618年)に奉納されていることから、鎮座はその前の年、元和3年(1617年)になります。

いま見られる社殿の多くは、ご鎮座からおよそ20年後の寛永13年(1636年)の「寛永の大造替」で建て替えられたものです。公式サイトによると、工事にかかったのは約1年5か月でした。

陽明門・唐門・眠り猫などが国宝に、五重塔・表門・三神庫・神厩舎(三猿)・神輿舎・奥宮などが重要文化財に指定されています。平成11年(1999年)12月には、二荒山神社・輪王寺とともに、世界遺産「日光の社寺」に登録されました。

神橋から奥宮までゆっくり回るなら、日光に1泊するのが便利

日光東照宮は、11月から3月は16時に閉まり、受付は15時30分までです。前の日から日光に泊まっておくと、朝から神橋、陽明門、眠り猫、奥宮まで、時間を気にせずに回れます。

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日光東照宮を回る順番のまとめ

日光東照宮の見どころを、歩く順にまとめます。

  1. 神橋:日光の社寺の入口。朱色の橋と大谷川(東武日光駅からバス約5分)
  2. 参道・石鳥居・五重塔:杉並木を上って、黒田長政が奉納した石鳥居へ
  3. 表門・三猿・想像の象:仁王像の門と、その先の彫刻
  4. 陽明門:500以上の彫刻がある「日暮の門」
  5. 唐門・神輿舎:白い唐門と、3基の神輿
  6. 眠り猫・奥宮:東廻廊の眠り猫から、石段の先の御宝塔へ

冬(11月1日〜3月31日)は16時に閉まり、受付は15時30分までです。奥宮まで見るなら、時間に余裕を持って入るのがおすすめです。秋の紅葉の季節は、神橋とあわせて回ると日光らしい景色を楽しめます。


参考・確認した情報(2026年10月27日確認)

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