江の島は、橋を歩いて渡れる島です。島の奥には海食洞窟の江の島岩屋と、夕日の名所として知られる岩場の稚児ヶ淵があります。
この記事では、片瀬江ノ島駅から島のいちばん奥まで、順番に歩き方を紹介します。区間ごとの徒歩時間、エスカーと岩屋の料金、帰りの方法もまとめました。写真は2023年11月8日に撮影したもので、料金や時間は2026年11月2日に公式情報で確かめています。
江の島の歩き方:全体の流れと徒歩時間
江の島は、入口から奥へ一本道のように進めます。藤沢市観光公式ホームページのモデルコースをもとに、徒歩時間を表にしました。
| 区間 | 徒歩時間のめやす |
|---|---|
| 片瀬江ノ島駅など最寄り駅 → 江島神社(辺津宮) | 約15〜23分 |
| 弁財天仲見世通り → 江島神社 | 約8分 |
| 江島神社 → 江の島サムエル・コッキング苑 | 約5分 |
| 江の島シーキャンドル → 龍恋の鐘 | 約10分 |
| 龍恋の鐘 → 江の島岩屋 | 約7分 |
| 江の島岩屋 → 稚児ヶ淵 | 約2分 |
階段や坂が多い島なので、歩きやすい靴をおすすめします。上りはエスカーも使えます。島の奥からの帰りは、遊覧船のべんてん丸という方法もあります。
片瀬江ノ島駅から弁天橋を渡って島へ
島へ向かう途中、江の島入口の交差点には地下道があります。地下道の中には「江の島」「東浜」「西浜」の方向を示す案内があります。

地下道の案内板。「江の島」の矢印の方へ進みます。
地下道を抜けると、島へ渡る江の島弁天橋です。藤沢市文書館の資料によると、永久橋の弁天橋が開通したのは1949年です。その後、自動車用の江の島大橋が並行して造られました。歩く人は弁天橋を渡ります。

弁天橋の歩道。正面の島の上にシーキャンドルが見えます。
青銅の鳥居と弁財天仲見世通り
橋を渡ると、参道の入口に青銅の鳥居が立っています。最初に建てられたのは1747年で、今の鳥居は1821年に再建されたものです。藤沢市の指定重要文化財になっています。

青銅の鳥居。くぐった先が仲見世通りです。
鳥居の先は江の島弁財天仲見世通りです。江島神社まで続く参道の商店街で、旅館や飲食店、土産物店が並んでいます。

仲見世通りを上の方から見たところ。緩やかな坂が続きます。
平日に訪れたのですが、非常に人が多くて歩くのが少し大変です。
頂上へ:階段で上るか、エスカーを使うか
仲見世通りの先からは、階段で上るか、有料の江の島エスカーを使うかを選べます。エスカーは1959年に登場した国内初の屋外エスカレーターで、高低差46mを4分ほどで上れます。上りだけの運行で、下りは階段です。
頂上の施設とあわせて、料金をまとめました(小人は小学生、大人は中学生以上)。
| 施設・券 | 大人 | 小人 |
|---|---|---|
| エスカー(全3区間) | 500円 | 250円 |
| 江の島シーキャンドル | 800円 | 400円 |
| 江の島サムエル・コッキング苑(9〜17時) | 無料 | 無料 |
| 江の島サムエル・コッキング苑(17時以降、イベント開催時) | 500円 | 250円 |
| 江の島シーキャンドルセット券(苑・シーキャンドル・エスカー) | 1,100円 | 550円 |
エスカーの営業時間は8:50〜19:05です。シーキャンドルなどの営業時間は9:00〜20:00(最終入場19:30)で、施設やイベントによって変わります。
なお、公式サイトでは、サンセットテラスが全面改修工事で一時閉鎖中と案内されています(2026年6月8日のお知らせ)。夕日を目当てにする方は、最新の案内を見てから出かけてください。
島の上の道からは、湘南港(江の島ヨットハーバー)を見下ろせる場所もあります。

島の上から見た湘南港。ヨットが並んでいます。
島の奥へ:御岩屋道通りと断崖の景色
頂上から岩屋へ向かう道は御岩屋道通りと呼ばれます。飲食店や土産物店が並ぶ、歴史のある商店街です。
途中には階段があり、いったん下ってまた上ります。歩いて戻るときも同じ道を通るので、体力と時間に余裕を持っておくと安心です。

階段の先に商店街と、さらに続く石段が見えます。
道の途中では、海側が大きく切れ落ちた場所からの景色も見られます。

切り立った崖のあいだから海が見えます。
さらに進むと、海へ下りる階段に出ます。岩屋や稚児ヶ淵の岩場が見えてきます。

海へ下りる階段から見た岩場と相模湾。
江の島岩屋:入口へは岩屋橋を渡って
江の島岩屋は、島の最奥部にある海食洞窟です。弘法大師や日蓮上人が修行したと伝えられ、江の島信仰の発祥の地とされています。岩屋洞窟は一時閉鎖されていましたが、1993年に再開されました。
洞窟は2つに分かれています。
- 第一岩屋:奥行き152m。富士山の氷穴に通じるといわれています
- 第二岩屋:奥行き56m。龍神伝説の地といわれています
ろうそくの灯りに照らされた石像や岩壁が見どころです。
| 項目 | 内容(2026年11月2日確認) |
|---|---|
| 営業時間 | 9:00〜17:00(季節によって異なる) |
| 料金 | 中学生以上500円、小学生200円(20名以上の団体は2割引) |
| 減免 | 障がい者手帳などの提示で本人と同伴者1名が無料 |
| 問い合わせ | 藤沢市観光センター 0466-22-4141 |
公式ページでも、出かける前に最新の情報を確かめるように案内されています。
海沿いの赤い橋が岩屋橋です。橋の親柱に名前が書かれています。

岩屋橋。崖に沿って赤い橋が続きます。
稚児ヶ淵:岩屋のすぐそばの岩場
稚児ヶ淵は島の西南端、岩屋の周辺に広がる海食台地です。隆起によって生まれたもので、岩屋から歩いて約2分です。階段を下りると、すぐ岩場に出られます。
名前は、稚児の白菊がここから身を投げたという言い伝えに由来するといわれています。磯釣りの名所としても知られています。

稚児ヶ淵へ下りる階段。撮影は11月8日の13時40分ごろで、岩場に潮だまりが見えます。
岩場は平らに見えても、凹凸があり、濡れているところもあります。滑りにくい靴で歩き、波が高い日や天気の悪い日は近づかないようにしてください。
夕日の時間に稚児ヶ淵を訪ねるなら
稚児ヶ淵は、富士山の向こうに沈む夕日の美しさで知られ、「かながわの景勝50選」に選ばれています。
夕日に合わせて行くときは、次の3つに気をつけてください。
- 日の入りの時刻を調べておく:季節によって大きく変わります。国立天文台の暦計算室などで、行く日の時刻を確かめておくと安心です
- 岩屋は先に回る:岩屋の営業時間は夕方までです。夕日を待つ前に見ておくと、順番に無理がありません
- 帰り道を考えておく:島の奥から入口までは階段があります。暗くなる前に足元の明るいところまで戻るか、ライトを用意してください
次の写真は、島の外の海岸から同じ日の15時24分ごろに撮った江の島です。日の入り前の時間で、海面に日の光が伸びています。

七里ヶ浜・鎌倉高校前付近の海岸から見た江の島(15時24分ごろ)。
帰りはべんてん丸も選べる
島の奥から入口まで歩いて戻るほかに、遊覧船のべんてん丸という方法があります。稚児ヶ淵と江の島弁天橋の中腹を結ぶ船で、約6分の海上遊覧です。岩屋へ行くときにも、帰りにも使えます。
よくある質問
江の島岩屋の料金はいくらですか?
中学生以上500円、小学生200円です(2026年11月2日確認)。営業時間は季節によって異なります。
岩屋と稚児ヶ淵は別々の場所ですか?
別の場所ですが、すぐ近くです。公式のモデルコースでは、岩屋から稚児ヶ淵まで徒歩約2分です。
エスカーで岩屋まで行けますか?
行けません。エスカーは頂上方面へ上るためのものです。上ったあと、岩屋までは御岩屋道通りと階段を歩きます。
帰りのエスカーはありますか?
ありません。エスカーは上りだけの運行で、下りは階段です。
夕日の時間まで江の島にいるなら、湘南に1泊するのも便利
稚児ヶ淵で夕日を待つと、島の奥から戻るころには暗くなります。近くに泊まっておけば、帰りの時間を気にせずに、岩屋から夕日までゆっくり回れます。
まとめ
江の島は、弁天橋を渡って青銅の鳥居と仲見世通りを抜け、エスカーか階段で上り、御岩屋道通りを進むと、岩屋と稚児ヶ淵に着きます。
- 岩屋と稚児ヶ淵は島のいちばん奥にあり、階段を下りた先にあります
- エスカーは上りだけ。全3区間で大人500円です
- 岩屋は中学生以上500円、小学生200円で、営業時間は季節によって異なります
- 夕日に合わせるなら、日の入りの時刻と帰り道を先に確かめておきます
神奈川県のほかの旅は、小田原の日帰り旅行記や三浦海岸桜まつりの記事でも紹介しています。
料金や営業時間は変わることがあります。お出かけの前に、藤沢市観光公式ホームページと江の島シーキャンドルの公式サイトで最新の情報をご確認ください。


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