男木島(おぎじま)は、高松港からフェリーで約40分の小さな島です。港のすぐ上から家が斜面に重なるように建っていて、島の観光は「坂の路地を歩くこと」がそのまま見どころになります。
この記事では、男木島をはじめて歩く人に向けて、フェリーの便に合わせた所要時間の目安、坂の路地の歩き方、男木島灯台までの道、そして気になるレンタサイクルの今の事情をまとめました。写真は2024年5月に歩いたときのものです。
※フェリーの時刻・料金は2026年10月28日に運航会社のページで確かめた内容です。変わることがあるので、出かける前にもう一度確かめてください。
男木島へは高松港からフェリー「めおん」で約40分

赤と白のしま模様が目印のフェリー「めおん」
男木島へは、高松港から雌雄島海運のフェリー「めおん」に乗ります。途中で女木島に寄り、高松港から男木島までは時刻表で約40分です。
| 項目 | 内容(2026年10月28日確認) |
|---|---|
| 便数 | 1日6便(高松発・男木島発とも) |
| 所要時間 | 高松港から約40分(女木島に寄ります) |
| 運賃(高松〜男木) | 大人 片道510円・往復1,020円/小学生 片道260円 |
| 注意 | 8月1日〜20日は夏のダイヤになります |
便はおよそ2時間おきです。男木島での過ごし方は「どの便で帰るか」で決まるので、島に着いたら最初に帰りの時刻を確かめておくと安心です。時刻表・乗り場・きっぷの買い方は、女木島・男木島へのアクセス完全ガイドにくわしくまとめています。最新の時刻は雌雄島海運の公式サイトで確かめてください。
男木島の所要時間の目安は「フェリー1本分」か「2本分」
男木島は歩いて回る島なので、所要時間はフェリーの間隔(約2時間)で考えると決めやすくなります。
約2時間(フェリー1本分):港のまわりと坂の集落
港の前の男木島交流館を見て、坂の路地を上り、集落の上から港を見下ろして戻るコースです。集落の上にある豊玉姫神社まで足をのばすこともできます。神社までの道や見晴らしは、豊玉姫神社(男木島)完全ガイドで紹介しています。
約4時間(フェリー2本分):集落+男木島灯台
島の北の端にある男木島灯台まで歩くなら、もう1本あとの便にしておくと余裕があります。旅logの男木島灯台へのアクセス方法完全ガイドでは、港から灯台までは歩いて約25分としています。往復と灯台での時間、集落を歩く時間を足すと、2時間では足りなくなりやすいです。
どちらのコースも、島で食事をする場所やお店の営業日は限られることがあります。飲み物は高松港で用意しておくと安心です。
港の前の男木島交流館「男木島の魂」

屋根は、いろいろな国の文字を組み合わせた形になっています
フェリーを降りると、すぐ目の前にあるのが男木島交流館です。スペインの芸術家ジャウメ・プレンサの作品「男木島の魂」で、2010年の瀬戸内国際芸術祭のときに作られました。白い屋根は、8つの言語の文字を組み合わせたデザインです。
交流館は待合所や休憩の場所としても使われていて、フェリーのきっぷもここで買えます。島を歩き出す前に、ここで帰りの便を確かめておくとよいです。

港から見た集落。家が斜面にびっしりと重なっています
港から振り返ると、山の斜面に家が段々に建っているのが見えます。これから歩く坂の路地は、この家と家のあいだを通っています。
坂の路地を歩く(男木島の集落)

港の近くから上っていく細い坂道。車は入れない幅です
男木島の集落は、細い坂道と石段がくもの巣のように続いています。道は人がすれちがえるくらいの幅で、ところどころ石段になります。瀬戸内国際芸術祭の公式サイトでも「急な坂道が多いので、歩きやすい靴で」と案内されています。
実際に行かれる際は運動靴かスニーカーで行かれることをおすすめします。ハイヒールなどは正直やめた方がいいです。

坂の上から見下ろすと、路地の先に港とフェリーが見えます
坂を上るほど、路地のすき間から海と港が見えるようになります。道は分かれ道が多く、地図どおりに進むより「上に向かって歩き、港が見える方へ下りる」と考えた方が迷いにくいです。

集落の上の方から。瓦屋根の先に防波堤と瀬戸内海が広がります
歩くときのマナー

坂の途中で寝ていた猫。後ろの看板には「民家につき立入禁止」と書かれています
坂の路地は、島の人が毎日使う生活の道です。家の敷地には入らない、大きな声を出さない、写真を撮るときは家の中や人を写さない、といった気配りをしましょう。上の写真のように、民家の前に「立入禁止」の看板が出ているところもあります。
路地では猫に会うこともあります。男木島の猫の今の事情と、餌やりのマナーは男木島は猫島だった?現在の島猫事情と会える場所にまとめています。
男木島灯台まで海沿いを歩く

集落の外れの高台から。ここから先は家が少なくなります
集落を抜けて島の北へ向かうと、海沿いの道になります。灯台までの道順は、港を出て左の方へ進み、途中の分かれ道で上り坂ではなくまっすぐ進むのがわかりやすいです(くわしくは灯台へのアクセスの記事)。

灯台へ向かう海沿いの道。片側は海、片側は山の斜面です
道は舗装されていますが、山側から草がのびているところもあります。夏は虫よけがあると安心です。日かげが少ない区間もあるので、帽子や飲み物も用意しておきましょう。

石造りの男木島灯台。灯台の前に説明の看板があります
男木島灯台は、石を積んで造られた灯台です。前の看板には、香川県の庵治石を主に使った御影石造りで、明治28年(1895年)12月10日に明かりがついたこと、「日本の灯台50選」に選ばれていることが書かれています(2024年5月の撮影時)。
灯台の歴史や、そばにある男木島灯台資料館については男木島灯台とは?国指定重要文化財の無塗装灯台を徹底解説で紹介しています。資料館は開いている日が限られるという案内があります。
実際に男木島灯台まで20分以上はかかりました。訪れたのが暑い時期だったので蚊に刺されたりなどしました。よく見る灯台は白色ですが、この灯台は色が塗られていないため珍しく、解説なども見て勉強になりました。
男木島にレンタサイクルはある?
「男木島 レンタサイクル」で調べると、電動自転車を借りられるという古い情報が出てきます。ただ、2026年10月28日に調べた時点では、今も借りられることを公式の情報で確かめることはできませんでした。
- 瀬戸内国際芸術祭の公式サイトでは、男木島の島内の移動は「徒歩のみ」で、「自転車、車の乗り入れはご遠慮ください」と案内されています。
- 旅logの灯台へのアクセスの記事でも、島内にレンタサイクルはないとしています。
- 運航会社の料金表には自転車を運ぶ料金(片道340円)がありますが、芸術祭の会期以外のときに自転車を持ちこんでよいかは確かめられませんでした。
また、集落の中は石段と細い坂道が多く、自転車で走れる道ではありません。自転車が使えるとしても、海沿いの道の一部くらいです。男木島は「歩いて回る島」と考えて計画を立てるのがおすすめです。
なお、となりの女木島には、港から鬼ヶ島大洞窟へ向かうバスがあります。女木島とあわせて回るときは、女木島のバス時刻表・料金も参考にしてください。
男木島を歩くときの持ち物と注意
- 歩きやすい靴:坂と石段が続きます。サンダルやヒールは歩きにくいです。
- 飲み物・帽子:灯台への道は日かげが少ない区間があります。
- 虫よけ(夏):灯台への道は草がのびているところがあります。
- 帰りの便の時刻:便はおよそ2時間おきです。乗り遅れると次の便まで待つことになります。
- 島の人への気配り:路地は生活の道です。家の敷地に入らないようにしましょう。
実際に訪れて感じたのがゆっくりできる島です。観光地など見所もありますが、景色を楽しんだり、猫を愛でたりなど男木島はゆっくりと観光出来る場所だと思います。
男木島へは、高松に泊まると朝の便から動きやすいです
男木島へのフェリーは高松港から出ていて、通常ダイヤの最初の便は8時発です(2026年10月28日確認)。前の日に高松に泊まっておけば、朝から男木島をゆっくり歩く計画が立てやすくなります。
まとめ:男木島はフェリーの時刻に合わせて歩いて回る
- 男木島へは高松港からフェリー「めおん」で約40分。便はおよそ2時間おき、1日6便です。
- 所要時間の目安は、港まわりと坂の集落ならフェリー1本分(約2時間)、男木島灯台まで行くなら2本分(約4時間)です。
- 坂の路地は島の人の生活の道です。歩きやすい靴で、マナーを守って歩きましょう。
- レンタサイクルは、今も借りられるか公式で確かめられませんでした。歩いて回るつもりで計画しておくと安心です。
香川を車で回った旅行記は、うどんを食べに香川へ!!その「男木島ってどこ?」に書いています。あわせて読んでみてください。
参考・確認した情報(2026年10月28日確認)


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