伊豆の東海岸にある熱川温泉(あたがわおんせん)は、駅を出たとたんに湯けむりが見える温泉地です。山が海までせまる斜面に旅館やホテルが並び、街のあちこちに立つ木の温泉やぐらから、白い湯けむりが上がっています。
この記事では、伊豆熱川駅から歩いて回れる源泉やぐら・源泉足湯・湯けむりの川・昭和レトロな看板の坂道を、写真といっしょに紹介します。足湯の時間と料金、駅までの行き方もまとめました。
※営業時間・料金などは、2026年10月23日に東伊豆町と熱川温泉旅館組合の公式サイトで確認した内容です。写真は2024年7月28日に撮ったものです。
熱川温泉とは?太田道灌ゆかりの「やぐらの街」
熱川温泉は、静岡県賀茂郡東伊豆町にある温泉地です。熱川温泉旅館組合の公式サイトによると、江戸城を築いた太田道灌(おおた どうかん)が深い傷を癒やしたと伝わる「奇跡の湯」とされています。
熱川の街を歩いていて目につくのが、源泉の上に立つ木の温泉櫓(やぐら)です。公式サイトでは、熱川温泉には13本の温泉櫓があり、面積あたりの数は日本一だと紹介されています。源泉の温度は100℃と高く、そのため街のあちこちで湯けむりが上がります。
また、旅館組合のサイトでは、半世紀ほど前に熱川を舞台にしたドラマ『細腕繁盛記』が大流行し、多くのお客さんでにぎわったことにもふれています。今も坂道には、そのころの雰囲気が残る看板や建物が見られます。
伊豆熱川駅から街歩きスタート

伊豆熱川駅。駅舎の入口には赤い提灯が下がっています。
街歩きの出発点は、伊豆急行線の伊豆熱川駅です。旅館組合の公式サイトによると、東京から乗り換えなしの直通の電車で約2時間です。新幹線で熱海まで行き、伊豆急行線に乗り継ぐ方法もあります(熱海から伊豆熱川まで約52分)。東京からの特急「踊り子」は伊豆熱川駅に停まる列車があります。
駅は斜面の途中にあり、ここから海に向かって坂を下りながら温泉街を回るのが歩きやすい道順です。駅の改札を出ると、すぐ目の前に湯けむりの立つやぐらが見えます。
熱川湯の華ぱぁ~く|駅前の源泉やぐらと源泉足湯

「源泉足湯」の屋根の奥に、白い温泉やぐらが立っています。
駅を出てすぐのところにあるのが、熱川湯の華ぱぁ~くです。東伊豆町のページでは「伊豆熱川駅前にある温泉テーマの観光施設」と紹介されていて、高さ7メートルの木の温泉やぐら、温泉の資料館、源泉足湯があります。

駅前の通りから。山を背にしたやぐらから、湯けむりが流れていきます。
東伊豆町のページによると、駅の降車口の歩道はスロープになっています。トイレもあります。
| 項目 | 内容(2026年10月23日確認) |
|---|---|
| 場所 | 東伊豆町熱川(伊豆熱川駅前) |
| 足湯の時間 | 9時半〜17時 |
| 料金 | 無料 |
| 休み | 東伊豆町のページに記載なし |
るるぶ&moreなどには、源泉で玉子をゆでる体験ができるとも書かれています。
木のやぐらを足元から見る

板を斜めに組んだやぐら。下から見上げると、思ったより背が高く見えます。
やぐらは、白っぽく色の抜けた板を、X字に組んだ木で支えています。てっぺんには小さな屋根と、湯けむりを逃がすための板張りの窓が付いています。

やぐらの足元からは、湯けむりが勢いよく出ていました。
湯けむりの立つ川沿いを歩く

川の両岸には、温泉を運ぶ配管が何本も通っています。右下では湯けむりも。
湯の華ぱぁ~くから海の方へ下ると、温泉街の真ん中を細い川が流れています。川の両岸には、源泉から旅館へ湯を送る配管が何本もはわせてあり、ところどころから湯けむりが上がっています。「100℃の源泉の街」らしさがいちばんよくわかる景色です。

川沿いの歩道には赤い提灯がずらりと並んでいました。
川沿いの歩道には、赤い提灯がずっと先まで続いています。旅館組合の公式サイトでは、熱川温泉の「花はなぱぁ~く」で提灯回廊が毎日点灯中と紹介されています。夜に歩くと、また違った景色になりそうです。
昭和レトロな坂道|射的とボール投げの看板

「射的」「ボール投げ」の大きな看板。黒いタイル張りの建物も昭和らしい雰囲気です。
川から一本入った坂道には、射的やボール投げの看板を掲げた建物が残っています。旅館組合の公式サイトでも、熱川の魅力のひとつとして「レトロなゲームが楽しめる遊技場」が挙げられています。

電球で飾った「射的とボットル」の看板。左奥には赤い欄干の橋が見えます。
電球で縁取った看板、黒いタイルの壁、軒先の赤い提灯など、昭和の温泉街の雰囲気がそのまま残る一角です。撮影した日は昼間で、シャッターが閉まっている店もありました。

坂の途中には、伊豆らしいひもの(干物)の直売店も。
坂道を下っていくと、伊豆みやげのひものを売る店も見かけます。
実際に熱川温泉の街中を歩いてみましたが、どこも昔ながらの温泉街といった感じで見所いっぱいでした。ただし休日なのに締まっているお店も多くて、静かな感じでした。
赤い橋と「熱川温泉」の看板|坂の上から見る街並み

崖の上に「熱川温泉」の看板と鉄のやぐら。手前には赤い欄干の橋がかかっています。
温泉街の川には、赤い欄干の橋がいくつかかかっています。見上げると、崖の上に「熱川温泉」の大きな看板と、鉄骨のやぐらが立っていました。駅前の木のやぐらとは違う形のやぐらも、街の中で探してみると楽しいです。

坂の上から。旅館やホテルの間から海が見え、手前には赤い橋と湯けむり。
坂の上から振り返ると、旅館やホテルの建物の向こうに海が見えます。左の方には、湯けむりも上がっています。山と海にはさまれた熱川の地形がよくわかる眺めです。
熱川温泉の街歩きのポイント
- スタートは伊豆熱川駅:駅前に湯の華ぱぁ~くがあり、そこから海へ下りながら回ると歩きやすいです。
- 足湯は9時半〜17時、無料(2026年10月23日、東伊豆町のページで確認)。タオルがあると便利です。
- 坂道が多い:温泉街は斜面にあるので、歩きやすい靴で行くのがおすすめです。
- やぐらを数えながら歩く:公式サイトによると街には13本の温泉櫓があります。木のもの、鉄骨のものなど形もいろいろです。
- 夜の提灯:提灯回廊が毎日点灯中と紹介されているので、泊まるなら夜の散歩も候補になります。
よくある質問
熱川温泉の足湯は無料ですか?
はい。伊豆熱川駅前の「湯の華ぱぁ~く源泉足湯」は無料で、時間は9時半〜17時です(2026年10月23日、東伊豆町のページで確認)。
熱川温泉の温泉やぐらは何本ありますか?
熱川温泉旅館組合の公式サイトでは、13本の温泉櫓があり、面積あたりの数は日本一と紹介されています。
伊豆熱川駅から湯の華ぱぁ~くまでは歩いて行けますか?
はい。駅前にあり、東伊豆町のページによると駅の降車口の歩道はスロープになっています。
熱川温泉は誰が見つけたのですか?
旅館組合の公式サイトでは、江戸城を築いた太田道灌が見つけたとされ、深い傷を癒やしたと伝わる「奇跡の湯」と紹介されています。
熱川温泉は、泊まると夜の街歩きも楽しめます
熱川温泉は伊豆熱川駅のまわりに旅館やホテルが並ぶ温泉地です。旅館組合の公式サイトでは提灯回廊が毎日点灯中と紹介されていて、泊まれば昼の湯けむりと夜の提灯の両方を見て回れます。
まとめ|熱川温泉は駅から湯けむりを楽しめる温泉街
熱川温泉は、駅を出てすぐに温泉やぐらと源泉足湯があり、そこから湯けむりの立つ川沿いや、射的の看板が残る坂道を歩いて回れる温泉街です。100℃の源泉、13本のやぐら、赤い提灯と赤い橋など、歩くだけで「温泉の街」らしさを感じられます。
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参考・確認した情報(2026年10月23日確認)


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