女木島(めぎじま)と男木島(おぎじま)は、高松港から同じフェリー「めおん」で行ける、となり合った2つの島です。フェリーは高松港 → 女木島 → 男木島の順に寄るので、乗り継ぎを考えれば1日で2島を日帰りで巡ることができます。
この記事では、朝8時の便で出発して女木島と男木島を1日で回るモデルコースを、フェリーの乗り継ぎ時刻と運賃、島ごとの時間配分に分けて紹介します。
写真は、女木島が2025年5月、男木島が2024年5月に行ったときのものです(2島を同じ日に回ったときの写真ではありません)。
※フェリーの時刻・運賃、洞窟の料金は2026年10月29日に運航会社と鬼ヶ島観光協会のページで確かめた内容です。変わることがあるので、出かける前にもう一度確かめてください。
女木島・男木島を1日で巡るモデルコース(全体の流れ)

女木港を出るフェリーから。港のすぐ後ろに山がせまっています。
フェリーは約2時間おきに出ています。島での時間は「どの便に乗るか」で決まるので、先に乗る便を決めておくのがコツです。ここでは、女木島に約4時間、男木島に約4時間20分いられる組み合わせを紹介します。
| 時刻 | 行動 |
|---|---|
| 8:00 | 高松港を出発(フェリー「めおん」) |
| 8:20 | 女木島に着く。バスで鬼ヶ島大洞窟へ |
| 午前 | 鬼ヶ島大洞窟 → 鷲ヶ峰展望台 → バスで港へ |
| 昼まえ | 港のまわりのアート、モアイ像、昼ごはん |
| 12:20 | 女木島を出発 |
| 12:40 | 男木島に着く。坂の集落 → 男木島灯台 |
| 17:00 | 男木島を出発 |
| 17:40 | 高松港に着く |
時刻は雌雄島海運の通常ダイヤ(8月1日〜20日をのぞく)です。女木島・男木島の島内での時間は目安で、歩く速さや混み具合で変わります。
出発がおそい日は「10時の便」で
朝がゆっくりの日は、高松港10:00発で女木島(10:20着)へ渡り、女木島を12:20に出て男木島(12:40着)へ、という組み合わせもできます。女木島は約2時間になるので、洞窟と港のまわりにしぼるのがおすすめです。男木島からの帰りは15:00発か17:00発を選べます。
男木島から先に回ることもできる
高松港8:00発のフェリーにそのまま乗り続けると、8:40に男木島に着きます。男木島を11:00に出ると11:20に女木島に着き、女木島からは13:20・15:20・17:20に高松行きが出ます(いずれも通常ダイヤ)。坂の多い男木島を、涼しい朝のうちに歩きたい人に向いた順番です。
フェリーの乗り方と運賃(2026年10月29日確認)
フェリーは、JR高松駅から歩いて5分ほどの高松港のフェリー乗り場から出ます。乗り場の場所やきっぷの買い方は、女木島・男木島へのアクセス完全ガイドに詳しくまとめています。
| 区間 | 大人 片道 |
|---|---|
| 高松港 → 女木島 | 370円 |
| 女木島 → 男木島 | 240円 |
| 男木島 → 高松港 | 510円 |
| フェリーの合計 | 1,120円 |
このほか女木島では、洞窟へのバス(大人 往復1,000円)と鬼ヶ島大洞窟の入洞料(大人600円)がかかります。モデルコース通りに回ると、大人1人で2,720円が目安です(食事代はのぞきます)。
8月1日〜20日は夏ダイヤになり、高松〜女木島だけの便が増えます。男木島へ行く便の時刻は、そのつど雌雄島海運の公式サイトで確かめてください。
午前:女木島で鬼ヶ島大洞窟と展望台へ
港からバスで鬼ヶ島大洞窟へ
女木島に着いたら、港の「おにの館」からバスで鬼ヶ島大洞窟へ向かいます。バスはフェリーに合わせて運行していて、運賃は大人往復1,000円・片道700円です。歩くと約2.5km・約40分の上り坂が続くので、1日で2島を回るならバスが便利です。バスの時刻は女木島のバス時刻表・料金で紹介しています。

しめ縄のかかった洞窟の入口。中は天井が低いところがあります。
鬼ヶ島大洞窟は、桃太郎の鬼退治の伝説の舞台として知られる洞窟です。入洞料は大人600円、小・中学生300円、65歳以上500円。8:35に開いて16:40に受付が終わり、年中無休です(鬼ヶ島観光協会、2026年10月29日確認)。

洞窟の奥には「菅原道真 桃太郎神社」の札が立てられた場所もあります。
洞窟の中は通路が続き、鬼の像や鬼瓦がところどころに置かれています。見どころや伝説は鬼ヶ島大洞窟を徹底解説、割引や服装の注意は鬼ヶ島大洞窟の料金・営業時間まとめにまとめています。
中は洞窟なので移動しにくい場所もあります。暑い時期に行きましたが中は涼しく快適でした。
洞窟のあとは鷲ヶ峰展望台へ

山の上からの眺め。右下に港、遠くに高松の町並みが見えます。
洞窟の出口から階段を上ると、鷲ヶ峰展望台(標高188m)に出ます。洞窟から歩いて5分ほどで、高松の町や瀬戸内の島々を見わたせます。展望台は洞窟より奥にあるので、帰りのバスに乗る前に寄っておきましょう。くわしくは女木島の絶景スポット「鷲ヶ峰展望台」で紹介しています。
女木島はゲーム・アニメ「Summer Pockets」の舞台のモデルとしても知られています。ロケ地をめぐりたい人は、Summer Pockets 女木島ロケ地まとめもあわせてどうぞ。
昼まえ:女木港のまわりでアートとモアイ像
バスで港に戻ったら、12:20の男木島行きまで港のまわりを歩きます。見どころはどれも港から歩いてすぐのところに集まっています。

防波堤に並ぶ「カモメの駐車場」。
防波堤の上に並んでいるのは、瀬戸内国際芸術祭の作品「カモメの駐車場」(木村崇人)です。芸術祭の会期のとき以外も見られる作品です。

帆船のような形のピアノの作品「20世紀の回想」。
海沿いには、ピアノに帆を張ったような「20世紀の回想」もあります。どちらも鬼ヶ島観光協会が島の常設作品として紹介しています。女木島のアート作品は女木島のアート作品を巡る旅にまとめています。

港のそばに立つモアイ像。
港のそばにはモアイ像も立っています。鬼ヶ島観光協会によると、高松のクレーンメーカー・タダノが寄贈したもので、イースター島のモアイを直す計画のために作られた像です。
昼ごはんは港の HAKOBUNE で

HAKOBUNE のきくらげバーガーとポテト(2025年5月)。
港の近くの HAKOBUNE では、女木島で育てたきくらげを使ったバーガーが食べられます(2025年5月に行ったとき、店の黒板に「女木島産きくらげ使用」と書かれていました)。メニューや値段は女木島グルメ「HAKOBUNE」完全レポートで紹介しています。
男木島に渡ってから食事ができる場所は限られるので、昼ごはんは女木島ですませておくと安心です。
飲食店が少ないのでお昼時に行くと混んでいます。実際に私が訪れた時も混んでいました。

港の近くの砂浜。海の向こうに台形の山(屋島)が見えます。
時間が余ったら、港の近くの砂浜まで足をのばすのもおすすめです。12:20の便に乗りおくれると、次の男木島行きは14:20になるので、出発の少し前には港に戻っておきましょう。
午後:男木島で坂の集落と灯台を歩く
女木島から男木島までは、フェリーで約20分です。12:40に男木島に着いたら、帰りの17:00の便まで約4時間20分あります。

集落の上から見た男木島港。赤いフェリーが停まっています(2024年5月)。
男木島は、港のすぐ上から家が斜面に重なるように建っている島です。島内は細い坂道と石段が多く、歩いて回るのが基本になります。港の前の男木島交流館で帰りの便の時刻を確かめてから歩き出しましょう。
坂の集落の上には豊玉姫神社があり、鳥居の先から集落と海を見下ろせます。神社までの道は豊玉姫神社(男木島)完全ガイド、路地で会える猫と、えさやりのマナーは男木島は猫島だった?にまとめています。
時間があれば男木島灯台まで

石を積んで造られた男木島灯台。土台には「明治二十八年十二月十日初點」の板があります。
島の北の端にある男木島灯台までは、港から歩いて約25分です。往復と灯台での時間を足すと1時間半ほどはみておきたいので、集落を先に歩き、15時ごろまでに灯台へ向かうと17:00の便に間に合いやすくなります。道順は男木島灯台へのアクセス方法完全ガイド、灯台の歴史は男木島灯台とは?で紹介しています。
灯台まで行かない場合は、15:00の便で帰ることもできます(高松港15:40着)。
1日で2島を回るときの注意
- 帰りの便の時刻を最初に確かめる:便はおよそ2時間おきです。乗りおくれると、次の便まで2時間ほど待つことになります。
- 歩きやすい靴で:女木島の洞窟の中、男木島の坂道と石段はどちらも歩く時間が長くなります。
- 飲み物を用意する:男木島は店の数が少ないので、高松港や女木島で買っておくと安心です。
- 8月1日〜20日は夏ダイヤ:女木島だけの便が増えるので、男木島へ行く便をまちがえないようにしましょう。
- 島の人への気配り:男木島の路地は生活の道です。家の敷地に入らないようにしましょう。
女木島は男木島とくらべると賑わいがあり飲食店も多いイメージでした。逆に男木島はゆったりとした場所で猫とも触れ合えてゆっくりできる場所です。
朝8時の便に乗るなら、高松に泊まるのが便利
モデルコースは、高松港を朝8時に出るフェリーから始まります。フェリー乗り場はJR高松駅から歩いて5分ほどなので、前の日に高松の駅の近くに泊まっておくと、朝に慌てずに乗れます。
まとめ:女木島・男木島はフェリーの便を決めれば1日で回れる
- 女木島・男木島は、高松港からの同じフェリー「めおん」で1日で巡れます。フェリー代は3区間で大人1,120円です(2026年10月29日確認)。
- モデルコースは、高松港8:00発 → 女木島(約4時間)→ 12:20発で男木島へ(約4時間20分)→ 17:00発で高松港へ。
- 女木島は、バスで鬼ヶ島大洞窟と鷲ヶ峰展望台へ。港のまわりで「カモメの駐車場」やモアイ像を見て、昼ごはんもすませておきましょう。
- 男木島は、坂の集落と豊玉姫神社、時間があれば男木島灯台まで歩きます。
香川を車で回ったときの旅行記は、うどんを食べに香川へ!!その「男木島ってどこ?」に、男木島の「Summer Pockets」の舞台めぐりは男木島 Summer Pockets 聖地巡礼に書いています。あわせて読んでみてください。
参考・確認した情報(2026年10月29日確認)


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