宮島観光モデルコース|半日・1日の回り方と所要時間、大鳥居の潮位も解説

中国
記事内に広告が含まれています。

世界遺産・厳島神社がある宮島は、見どころが桟橋から歩いて回れる範囲にまとまっている一方で、「どの順番で回ればいいのか」「弥山まで行くと何時間かかるのか」が分かりにくい島でもあります。

この記事では、半日コースと弥山まで足を延ばす1日コースの2つのモデルコースを、宮島観光協会が案内している徒歩の所要時間をもとに紹介します。あわせて、潮の満ち引きで変わる大鳥居の見え方、鹿と接するときの注意点、食べ歩きのポイントもまとめました。

この記事のポイント

  • 半日コースは「厳島神社 → 千畳閣 → 表参道商店街」が基本。所要3〜4時間が目安
  • 1日コースは、半日コースに「大聖院 → 弥山(ロープウエー)」を追加
  • 大鳥居は、潮位が低いときは根元まで歩いて行け、高いときは海に浮かんで見える。訪問前に潮汐表を確認するのがおすすめ
  • 宮島の鹿への餌やりは禁止されている

宮島観光の前に知っておきたいこと

宮島へは船で渡る

宮島へは、JR・広電の宮島口駅近くの桟橋からフェリーで約10分です。宮島へ渡る際には、2023年10月に導入された「宮島訪問税」(1人1回100円)がかかります。行き方の詳細や切符の買い方は、宮島へのアクセス完全ガイドで紹介しています。

島内は徒歩が基本

宮島観光協会も「徒歩観光」をすすめているとおり、主な見どころは宮島桟橋から歩いて回れます。弥山の山頂へ行く場合のみ、宮島ロープウエーを使うと体力的にも時間的にも楽になります。

半日コース(所要3〜4時間):厳島神社と商店街を中心に

初めての宮島で、午前または午後だけ使える人向けのコースです。

順番スポット移動時間の目安滞在時間の目安
スタート宮島桟橋――
1御笠浜(大鳥居の正面)桟橋から徒歩約10分15分
2厳島神社御笠浜から徒歩約2分40〜60分
3千畳閣・五重塔徒歩約10分20分
4表参道商店街(食べ歩き)千畳閣から下ってすぐ60分
ゴール宮島桟橋商店街から徒歩数分―

※移動時間は宮島観光協会のモデルコースを参考にしています。滞在時間は混雑状況によって前後します。

1. 御笠浜で大鳥居を眺める

桟橋から海沿いを歩くと、大鳥居の正面にあたる御笠浜に着きます。大鳥居は高さ16.6m。ここが記念撮影の定番スポットです。潮が引いていれば、ここから砂浜に下りて大鳥居の根元まで歩いて行けます(後述の「潮の満ち引き」を参照)。

2. 厳島神社を参拝する

朱塗りの柱が続く厳島神社の廻廊

海の上に建つ朱塗りの社殿と廻廊を、順路に沿って参拝します。入口は御笠浜側、出口は西側(大願寺・宝物館側)にあり、一方通行になっています。

厳島神社の創建や平清盛による造営の歴史を知ってから訪れると、見え方が変わります。詳しくは厳島神社の歴史とは?をご覧ください。

実際に訪問して感じたのが、見ごたえです。沖合に建てられた鳥居や反り橋や鏡の池など本当に見ごたえがあります。

3. 千畳閣・五重塔へ

厳島神社の北側の小高い丘に建つのが、千畳閣(豊国神社)と五重塔です。千畳閣は1587年、豊臣秀吉の命で安国寺恵瓊が建立を始めたものの、秀吉の急死により未完成のまま現在に至っている建物です。その広さから「千畳閣」と呼ばれています。

すぐ隣の五重塔は1407年の創建ですが、宮島観光協会によると2026年12月まで修理工事中で、現在は外観を見ることができません(工期は延長の場合あり)。

4. 表参道商店街で食べ歩き

千畳閣から坂を下りると、桟橋方面へ続く表参道商店街に出ます。もみじ饅頭や焼き牡蠣、あなごめしなど、宮島らしいグルメの店が並ぶエリアです。食べ歩きのポイントは後半でまとめています。

1日コース(所要6〜7時間):大聖院と弥山まで

半日コースに、宮島最古の寺院・大聖院と、島の中心にそびえる弥山を加えたコースです。弥山へはロープウエーを利用する想定です。

順番スポット移動時間の目安滞在時間の目安
スタート宮島桟橋――
1御笠浜・厳島神社桟橋から徒歩約12分60分
2千畳閣・五重塔徒歩約10分20分
3表参道商店街(昼食)千畳閣から下ってすぐ60分
4大聖院厳島神社の裏手から徒歩約5分(宝物館から)40分
5紅葉谷公園大聖院から徒歩約10分10分
6ロープウエー紅葉谷駅紅葉谷公園から徒歩約8分―
7弥山山頂紅葉谷駅から約50分(ロープウエー+徒歩)30〜60分
8紅葉谷駅へ下山山頂から約50分―
ゴール宮島桟橋紅葉谷駅から五重塔方面まで徒歩約15分、桟橋へはさらに数分―

※移動時間は宮島観光協会のモデルコースを参考にしています。

4. 大聖院を参拝する

大聖院は、806年に弘法大師空海が開いたと伝わる宮島最古の寺院です。明治初年までは厳島神社を管理する別当寺でした。仁王門から続く石段沿いには五百羅漢が並び、大師堂の下には四国八十八ヶ所の本尊を一度に参拝できる「遍照窟」があります。境内は8:00〜17:00に自由に参拝できます。

歴史や見どころの詳細は大聖院の歴史とは?で紹介しています。

場所が階段を昇った先にありますが、行く事をおすすめ出来る場所です。階段の途中には実際に鐘を突く事ができたり、歴史を感じる社殿など非常に見ごたえがあります。

5〜7. 宮島ロープウエーで弥山へ

大聖院から紅葉谷公園を抜けて、宮島ロープウエーの紅葉谷駅へ向かいます。宮島桟橋付近からは紅葉谷駅行きの無料送迎バスも運行されています(昼の時間帯は運休あり、優先利用は高齢者・小さな子ども連れなど)。

ロープウエーは紅葉谷駅から榧谷駅で乗り継ぎ、獅子岩駅まで乗車時間は合計約14分です。獅子岩駅から弥山山頂までは、さらに徒歩約30分かかります。山頂までの道は起伏のある山道なので、歩きやすい靴で出かけましょう。

山頂付近には、空海の修行にまつわる「消えずの霊火」を伝える霊火堂や弥山本堂、三鬼堂があり、山頂の展望台からは天気がよければ四国の山々まで見渡せます。

時間配分の注意: ロープウエーの上りは16:00まで、下りの最終は16:30です。獅子岩駅と山頂の往復に約1時間かかるため、遅くとも13時台にはロープウエーに乗れるように予定を組むと安心です。

弥山を歩いて登る場合

ロープウエーを使わず、大聖院などから登山道で弥山に登ることもできます。宮島観光協会では3つの登山ルートを案内していますが、ロープウエー利用よりも時間と体力が必要になるため、1日コースに組み込む場合は午前中に登り始めるのがおすすめです。

潮の満ち引きで変わる大鳥居の見え方

宮島観光で必ずチェックしておきたいのが潮位です。同じ大鳥居でも、潮の状態によってまったく違う姿を見せます。

潮の状態潮位の目安見え方・楽しみ方
干潮約100cm以下砂浜を歩いて大鳥居の根元まで行ける
満潮約250cm以上社殿と大鳥居が海に浮かんでいるように見える

※潮位の目安は観光ガイド各誌で案内されている一般的な数値です。天候によって変わる場合があります。

潮位と干満の時刻は、宮島観光協会のWebサイトにある「潮汐表」で確認できます。旅程に余裕があれば、満潮の前後に厳島神社を参拝し、干潮の時間に大鳥居の根元まで歩くように組むと、両方の姿を楽しめます。干潮時に大鳥居まで歩く場合は、足元が濡れたり汚れたりしてもよい靴がおすすめです。

宮島の鹿と接するときの注意点

宮島では島内のあちこちで鹿を見かけますが、宮島の鹿は野生動物です。広島県や廿日市市は、鹿を本来の自然な状態に戻すため、また市街地での事故や被害を防ぐために、鹿への餌やりを禁止しています。

観光中は次の点に気をつけましょう。

  • 食べ物や餌を与えない
  • 食べ歩きの際は、食べ物を鹿の目の前で広げない
  • 地図やパンフレット、紙袋、切符などをかじられないよう、かばんにしまっておく
  • むやみに触ったり、追いかけたりしない

鹿は非常に大人しいです。ただし後ろから忍び寄って何か食べ物がないかと嚙みついてきますので注意してください。

表参道商店街の食べ歩きポイント

宮島桟橋から厳島神社方面へ延びる表参道商店街は、食べ歩きの中心エリアです。宮島らしいグルメとしては、次のようなものがあります。

  • もみじ饅頭:宮島を代表する銘菓。焼きたてや、揚げたタイプを出す店もある
  • 焼き牡蠣・牡蠣フライ:広島名物の牡蠣を店頭で焼いて提供する店が並ぶ
  • あなごめし:宮島周辺の名物として知られる穴子料理

商店街の食事処で実際に牡蠣フライ定食を食べたレポートは、宮島「お食事処たち花」の実食レポートで紹介しています。

色んなお店があり、牡蠣やお好み焼き、穴子丼などが食べられます。せっかく来たのであれば穴子か牡蠣を中心に食べてみてください。

基本情報

スポット時間料金
厳島神社6:30〜(閉門は時期により異なる:3/1〜10/14は18:00、10/15〜11/30は17:30、12月は17:00、1/4〜2月末は17:30)昇殿料:大人300円、高校生200円、小中学生100円
千畳閣(豊国神社)8:30〜16:30高校生以上100円、小中学生50円
大聖院8:00〜17:00境内自由
宮島ロープウエー上り9:00〜16:00(下り最終16:30)往復:大人2,000円、小人1,000円/片道:大人1,100円、小人550円
宮島訪問税―1人1回100円(未就学児などは免除)

※料金・時間は変更される場合があります。最新情報は各公式サイトで確認してください。

アクセス

  • JR・広電で行く場合:JR宮島口駅または広電宮島口駅から、宮島口桟橋のフェリー(JR西日本宮島フェリー/宮島松大汽船)で約10分
  • 広島市内から船で直接行く場合:広島港(宇品)から高速船で約30分

厳島神社や宝物館の入場券が含まれる周遊パスもあります。広島・宮島・呉をまとめて回る予定なら、宮島・瀬戸内tabiwaぐるりんパスの使い方もチェックしてみてください。

よくある質問

宮島観光の所要時間はどれくらいですか?

厳島神社と表参道商店街を中心に回るなら、半日(3〜4時間)が目安です。大聖院や弥山まで足を延ばす場合は、1日(6〜7時間)を見ておくと安心です。

宮島はどの順番で回るのがおすすめですか?

桟橋から御笠浜・厳島神社へ向かい、千畳閣・五重塔を経て表参道商店街で食事、というのが基本の流れです。1日あれば、午後に大聖院から弥山へ向かうコースがおすすめです。

大鳥居の根元まで歩いて行けるのはいつですか?

潮が引いている干潮の時間帯で、潮位がおおむね100cm以下のときが目安です。干満の時刻は宮島観光協会の潮汐表で確認できます。

弥山へ行くにはどれくらい時間がかかりますか?

ロープウエーを使う場合、紅葉谷駅から山頂まで約50分(ロープウエー約14分と、獅子岩駅からの徒歩約30分を含む)が目安です。ロープウエーの上りは16:00までなので、時間に余裕を持って向かいましょう。

宮島の鹿に餌をあげてもいいですか?

いいえ。宮島の鹿は野生動物で、餌やりは禁止されています。食べ物や紙類はかばんにしまい、むやみに触らないようにしましょう。

まとめ

宮島観光は、半日なら「厳島神社 → 千畳閣 → 表参道商店街」、1日なら「大聖院 → 弥山」まで加えるのがおすすめの回り方です。訪問前に潮汐表で干満の時刻を確認しておけば、海に浮かぶ大鳥居と、根元まで歩ける大鳥居の両方を楽しめます。

各スポットの歴史やアクセスは、以下の記事でも詳しく紹介しています。

コメント