北海道は面積が広大で、その移動手段として鉄道が果たしてきた役割は非常に大きなものでした。今回ご紹介する「小樽市総合博物館 本館」は、そんな北海道の鉄道の歴史を今に伝える施設です。かつて実際に道内を走っていた蒸気機関車をはじめ、貴重な車両の数々が保存・展示されています。この記事では、見どころとあわせてアクセス方法もご紹介します。
小樽市総合博物館 本館とは
小樽市総合博物館の前身は、1956年(昭和31年)に開設された「小樽市博物館」です。その後、日本の鉄道開業90周年を記念して1962年に手宮の旧機関庫を活用した「北海道鉄道記念館」が設置され、2007年(平成19年)に旧小樽交通記念館の跡地に小樽市青少年科学技術館の機能を統合する形で、現在の「小樽市総合博物館 本館」として開館しました。北海道の鉄道発祥の地である旧手宮線・手宮駅の広大な敷地を活用しているのが特徴です。
本館では、かつて北海道で活躍した蒸気機関車をはじめ、約50両の鉄道車両を保存・展示しています。蒸気機関車はもちろんのこと、雪の多い北海道ならではの除雪車両なども展示されているのが見どころです。
鉄道車両の展示だけでなく、科学展示室も併設されており、プラネタリウムや体験型の展示を楽しむこともできます。家族連れでも一日楽しめる施設です。
営業時間・料金・アクセス
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 営業時間 | 9:30〜17:00 |
| 定休日 | 火曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日〜1月3日) |
| 駐車場 | あり |
| 料金(一般) | 400円(冬季300円) |
| 料金(高校生・市内在住70歳以上) | 200円(冬季150円) |
| 料金(中学生以下) | 無料 |
| アクセス | 小樽駅から徒歩約22分、またはバスで約12分 |
小樽駅からは徒歩で向かうのが基本のアクセス方法で、所要時間は約22分です。途中緩やかな坂があるため、お子さんと一緒に訪れる場合は疲れ具合を確認しながら歩くと安心です。徒歩に不安がある場合は、小樽駅前から出ている路線バスを利用する方法もあります。より詳しいアクセス方法は、別記事で詳しくご紹介する予定です。

実際に展示されている車両
館内・屋外にはさまざまな貴重な車両が展示されています。ここでは代表的な車両を一部ご紹介します。(各車両の写真は後日追加予定です)
オエ61309
国鉄の前身にあたる鉄道省が製造した木製の救援車です。実際に車両の中に入ることができ、当時使用されていた工具なども展示されています。



キハ82 1
国鉄初の特急形気動車「キハ82形」の第一号車です。

国鉄7150形蒸気機関車(愛称:大勝号)
1895年に手宮工場で製造された、日本国産としては2番目、現存する車両としては最古の蒸気機関車です。日清戦争の勝利を記念して「大勝号」と名付けられました。1964年に準鉄道記念物に指定され、2010年には鉄道記念物に昇格しています。

C12形6号機関車
1933年に製造された小型のタンク式蒸気機関車です。ボランティアの手により手入れが行き届いており、屋外展示車両の中でも良好な状態を保っています。

蒸気機関車に実際に乗車できる
小樽市総合博物館の魅力のひとつが、特定の時間に運行される蒸気機関車「アイアンホース号」への体験乗車です。1909年にアメリカで製造されたこの蒸気機関車は、夏期を中心に構内を走行しており、乗車は無料でどなたでも利用できます。お子さんと一緒に、本物の蒸気機関車の走行を体感してみてはいかがでしょうか。
また、この路線は単線のため、終点に到着すると先頭車両の向きを変える必要があります。その際に活躍するのが「転車台」という設備です。機関車がゆっくりと向きを変える様子も、あわせて見どころのひとつです。

よくある質問(FAQ)
Q. 小樽駅からはどのくらい歩きますか? A. 徒歩で約22分です。緩やかな坂があるため、お子さんや年配の方と一緒の場合は無理のないペースで歩くことをおすすめします。バスを利用する方法もあります。
Q. 冬でも蒸気機関車の展示は見られますか? A. 屋外展示車両は冬季に保護のためカバーがかけられることがあります。詳しい状況は訪問前に公式情報をご確認ください。
Q. 子供と一緒に楽しめますか? A. 科学展示室でのプラネタリウムや体験型展示、蒸気機関車への無料体験乗車など、お子さん向けのコンテンツも充実しています。
まとめ
小樽市総合博物館 本館は、かつて北海道で活躍した蒸気機関車など約50両を展示する、鉄道好きにはたまらないスポットです。車両の内部を見学できたり、北海道ならではの車両に出会えたりするだけでなく、特定の時間には本物の蒸気機関車への体験乗車も楽しめます。お子さんと一緒に、北海道の鉄道の歴史に触れる一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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